国際宗教自由連合は、1983年に宗教自由連合 (CRF) として米国で発足し、米国内における宗教の自由のために活動してきました。
東西の有識者を集めたこの会議は、新世紀を目前にして世界人権宣言第18条に宣言された「思想、良心、及び宗数の自由」についての権利を広く擁護・推進するためのものです。 それは宗教の自由を守り宗教性の復興こそが、来るべき新千年紀の世界に平和をもたらす礎石となると信じているからです。
しかし、21世紀を迎えた直後に起こった9・11同時多発テロの勃発によって、紛争の原因の多くは宗教間の不寛容にありとの見解が拡がり、宗教に対する悲観的な見方が強まっています。
また、冷戦終結後に、原理主義的宗教と政治的利害との結びつきが見られ、専制主義的な国家の台頭により、宗教的弾圧が世界で広がりつつあります。
さらに、民主主義世界でも物質主義と世俗化がさらに加速し、宗教が形骸化し無神論的傾向が広がりつつあるのも危惧されおります。
そのような中、特定の宗教に対する偏見により誹謗中傷が向けられ、暴力的な被害に及ぶ例も見られ、基本的人権の最も根幹となる宗教の自由が侵害されている状況もあります。
こうした現状を踏まえ、世界平和の礎石となる宗教の自由を推進するために、「新しい世紀と宗教の自由日本会議」日本委員会を基に「国際宗教自由連合(ICRF) 日本委員会」が結成されました。
広く日本国民に宗教の自由の重要性を訴えるとともに、次世代に対する時代的責任を果たすべく刷新していく所存です。
2024年6月吉日
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